新しい地域貢献のかたち-工場で働く社員の想いを子どもたちへ-


木村石鹸工業株式会社 営業・マーケティング部

林 陽子さん


実施プログラム:お仕事潜入ツアー


2022年7月5日、三重県伊賀市の小学校の授業で、木村石鹸工業株式会社様の工場をオンラインで見学ができる「お仕事潜入ツアー」プログラムを実施しました。プログラム終了後、今回の感想や当団体との協働についてご担当者の林陽子さんにお話をうかがいました。

-今回の取り組みに至った経緯を教えて下さい。

元々放課後NPOアフタースクールさんとは小学校でお掃除のワークショップを一緒に実施したこともあり、繋がりがありました。今回、2020年に三重県伊賀市に新工場「IGA STUDIO PROJECT」が稼働しはじめましたが、伊賀市での地域との繋がりは少ない状況でした。 そんな中、コロナ禍でも実施がしやすく、地域貢献にもつながる取り組みとして、オンラインで見学ができる「お仕事潜入ツアー」をご提案いただき、協働することを決めました。

普段、消費者の方々には商品をアピールすることがメインになりますが、ワークショップでは子どもたちにお掃除の楽しさやお掃除から得られる学びや体験そのものを伝えていきたいと考えています。その体験を通して、子どもたちのリアクションを見るたびに、とてもやりがいを感じますし、会社として地元の人に知ってもらうことは大切だと感じています。地元の人に知ってもらった上で、全国にも広まっていければと思っています。

-なぜ「お仕事潜入ツアー」プログラムを選んだのですか?

今まではワークショップが中心でしたが、新しくできた伊賀工場は「魅せる工場」として、見学を意識した工場のつくりになっており、地元への貢献活動として伊賀市の子どもたちに工場見学をしてもらいたいと考えていました。今回「お仕事潜入ツアー」という内容を聞いた際に、工場を知ってもらうことはもちろんですが、働いている人にもスポットライトを当てられるのではないかと感じ、いつものワークショップとは違うお仕事見学ができたら良いと思い選びました。

-当日の子どもたちの反応・様子をご覧になっていかがでしたか?

プログラムが終わった後に聞いた子どもたちのアンケート結果から、「洗剤ができるところをなかなか見る機会がないので面白かった」、「工場で働いている人がこんなにいるんだ」、「自分が普段使っているものをもっと大切に使いたい」という感想があり、子どもたちにとって貴重な体験になったと感じました。

普段は広報や営業スタッフが中心になってワークショップを実施することが多く、製造スタッフが地域の子どもと触れ合うことは少ないですが、今回のプログラムはオンラインでの実施であったため製造スタッフが参加できました。製造スタッフにとっては、子どもたちに日々の仕事を知ってもらう機会になり、自分の仕事に誇りを持つことや仕事へのモチベーションに繋がったと感じました。

私自身も普段はパソコン作業が多いため、プログラムに参加することで子どもたちの純粋なリアクションを見ることが楽しく、幸福感に繋がっていると感じます。





-実施した感想を教えてください。協働前に想像していたものと比べていかがでしたか?

今回のプログラムでは工場内の仕事をメインに見せたいと思っていました。初めは社内で協力してもらえるのか不安でしたが、実際には協力的に動いていただけて、子どもたちからのお仕事に関するインタビューにも快く応じてもらえました。今回のプログラムは子どもたちにとっては1回きりなので手を抜かずに、見せられるところは見せてあげたいという前向きな想いをもつ製造スタッフが多かったと思います。

それは製造スタッフが自分の仕事に誇りをもっていないとできないことだと感じました。製造スタッフ一人一人が自分の仕事に誇りを持って働いているからこそ、今回のプログラムを実施できたと思っています。

-またこのようなプログラムを実施してみたいと思いますか?

今後も本社がある八尾市と工場のある伊賀市を中心に、子ども向けのプログラムを引き続き行っていきたいです。また、伊賀工場については工場見学を一般の方向けにも広げていくつもりです。地道に継続的に地域貢献活動を続けていくことで、地元地域の人々に少しずつ認められ、愛される会社になっていきたいと考えています。




-ありがとうございました。